チャンピックスで父が禁煙に成功

私の父親は、私が物心つくころからずっとタバコを吸っていました。
父の書斎は、タバコのヤニだらけで、今思えば煙たかったのが日常のように、吸っていました。
今の時代でこそ、小さい子の前でタバコを吸うなんてと言われるようになっていますが、当時の喫煙者はそれほど肩身の狭い思いをせずにプカプカ吸っていました。
今より断然喫煙場所が多かったですからね。

また、私の母もその副流煙にさらされていた一人でした。
そんな父親ですが、実は何度か禁煙にトライしてみたことがあるようです。
目に入れても痛くないほど一人娘である私を可愛がってくれていたので、たばこのせいで肺がんにでもなって、娘の花嫁姿を見られなかったら絶対後悔する、というのが禁煙の動機のようでした。
しかし、家族の前で禁煙を宣言しても、隠れて吸っていることが発覚し、結局失敗に終わるということが今まで3回もありました。
絶対禁煙してほしいと今回は、娘の私が本腰をあげました。
なぜなら、私が結婚して、もうすぐ父親に孫を抱かせてあげることができるからです。

実家には、度々帰ることになるでしょうし、これを機にぜひとも父に禁煙をお願いしました。
ただし、今までのようにただ根性でたばこをやめるというのでなく、チャンピックスという薬を医師の元で処方してもらい、相談しながら禁煙するという、斬新なスタイルに挑戦してもらうことになりました。
というのも、私の夫が以前このチャンピックスのおかげで、禁煙に成功できたという、実績があったからです。
早速、禁煙する一週間前にチャンピックスを飲んでもらいました。
その間は、普段通りにタバコを吸っていいそうなのですが、父いわく、あまり吸わなくてもイライラする感じがしないのだそうです。
以前は、イライラするとすぐにたばこに手が伸びていた様子なのですが。
こうして、8日目から禁煙に入りました。

今までは、たばこのない生活なんて想像できないと言っていた父が、これならやめられそうだと喜んでいたので、これは期待できると思いました。
しかし、油断は禁物です。
禁煙できたと思っても、自己判断で薬をやめることは、決してしてはいけないと主治医から言われていましたので、きちんと服用し続けてもらいました。
こうして、計12週間、チャンピックスを服用した結果、何とあの父が禁煙することができたのです。
とても驚きで嬉しい結末に家族全員大喜びです。

母も、かねてより副流煙に悩まされていたのから解放されて、すっきりしたと喜んでいます。
私もこれで安心して、父に孫をだかせることができます。
たばこのにおいのするおじいちゃんなんて孫に言われたらショックでしょうからね。
それに、何よりも、大好きな父のことを思うと、健康で長生きしてほしいと願わずにはいらないのが娘の心です。

もし、禁煙したくても自分だけの力ではやめることができないという人には、是非おすすめしたいです。
煙草は百害あって一利なしですからね。